東日本縦断旅3日目【前半・盛岡~釜石~大船渡】


3日目は盛岡から仙台へ抜けていきます。

順当に行くとしたら東北本線で行くのでしょうが、それではつまらないので、今回は三陸海岸経由で向かっていきましょう。


三陸といえば、2011年3月に発生した東日本大震災で大地震からの大津波に見舞われ、8年たった現在も至るところで復興事業が続けられています。

せっかく東北地方へ訪れましたので、被災地の現状を目に焼き付けて、震災について考えるきっかけとしながら、三陸でも続々と復活するドトール各店を訪れていきたいと思います。

盛岡から釜石→大船渡→陸前高田→気仙沼→石巻を経由して仙台へ至ります。



まず釜石市へ向かいます。

快速はまゆり号で盛岡からダイレクトアクセスです。



途中の花巻市までは東北本線をひた走り、そこから釜石線へ入ります。

釜石線は銀河ドリームラインという愛称がつけられており、加えてすべての駅に対してエスペラント*の愛称がつけられています。
エスペラント(Esperanto)
ポーランドの眼科医 ラザロ・ルドヴィコ・ザメンホフ(Lazaro Ludoviko Zamenhof, 1859-1917)が1887年に創案した、中立公平で学びやすい国際共通語です。

(一般財団法人日本エスペラント協会HPより引用)


たとえばこちら、遠野物語などで有名な遠野市の中心駅・遠野駅は"Folkloro(フォルクローロ)"、民話の意があります。


宮守駅は"Galaksia Kajo(ガラクシーア カーヨ)"、銀河のプラットホームの意があります。なんか宮守ってのもかっこいいですが、「銀河のプラットホーム」って反則的にイケメンな名前じゃないですか。かっこよいですわ。

こちらの釜石線では、土休日を中心にSL銀河号が走っており、回送中の様子をちらっと見かけましたが雰囲気ありましたよ。

また上有住駅~陸中大橋駅間の「Ω(オメガ)ループ」も有名で、急勾配の始点と終点を距離を稼ぎながらつなぐために大回りをしながら線路を敷いたところ、航空写真で見るとΩの形と見えたことから隠れ名所的なところになっています。

列車からはそのΩの形はみえないんですけどね。



そんな楽しい釜石線の旅は、こちらの終点・釜石駅にて終わりになります。


釜石市にはDCSイオンタウン釜石店があるので、そちらへ参りましょう。



新しい市街の拠点となるような施設の一部のようで、新日鐵住金釜石製鐵所の遊休地を活用した震災復興事業のひとつとなっています。

写真奥がイオンタウンで、大屋根の右側の施設は釜石市民ホールで、こちらは被災した釜石市民文化会館の代替施設として整備された模様。



復興プロジェクトなので、これから再び起こるかもしれない震災による津波に対応できるよう、イオンタウンの建物は屋上へ一時避難所を設置できるような構造となっています。

また店舗は2, 3階に設置され、1階はピロティ空間となっていることも特徴です。

また先ほどの写真の大屋根の左側の施設は釜石情報交流センターで、テナントとして日本唯一のミッフィーカフェが入っております。

オランダ王国大使館などの協力で、釜石市の復興を祈念してオープンしたそうです。

釜石市は三陸復興国立公園に含まれ、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつである橋野鉄鉱山が所在する場所でもあり、釜石市は観光資源に恵まれた場所であると感じます。

今年9月下旬から鵜住居地区の復興スタジアムでラグビーワールドカップ2019の試合も行われるようです。




そういえば鵜住居地区といえば、釜石の奇跡です。
マグニチュード9.0の地震発生直後、釜石東中学校の生徒達は直ちに学校を飛び出し、高台をめがけて走った。彼らを見て、近所の鵜住居小学校の児童や先生達もあとに続き、さらには多くの住民もそれに倣った。

中学生たちは年下の児童達を助けながら走り続け、安全な場所に一緒に辿りついた。その時、彼らの背後では巨大な津波が学校を、そして町を飲み込んでいた。

釜石市では1,000人以上が亡くなったが、学齢期の子どもの犠牲はたまたま津波が襲った時に学校にいなかった5人のみだった。子どもたちが無事に避難し命を救えた話は「釜石の奇跡」として知られるようになった。

(Public Relations Office Government of Japan HPより引用)
ここから思うことは人それぞれでしょうが、山中に住んでいるから津波はこないし自分は大丈夫、なんてことは思わず、海沿いにたまたまいるときに地震が起きたら。。なんてことも考えながらこの教訓を心に刻み込むべきだと思いました。

釜石駅からは盛駅まで三陸鉄道南リアス線で向かいます。

吉浜干鮑で有名な吉浜湾。

こちらの干鮑は大変品質がよく、中国など海外諸国で大変人気があるそうです。


小石浜駅という名前から改称して恋人の聖地へ、恋し浜駅。

こちらの駅の待合室にはホタテ貝を絵馬にしたものがたくさんかけられています。

乗降客数は1日4人らしいですが、時期や曜日・時間によっては多くの方が来るのでしょう。



大船渡市内へ到着し、とことこ歩きます。

大船渡市とUR都市再生機構による復興事業も行われています。

ここには公園ができるようです。


本日のお昼御飯は海の幸ふるまいセンターにて「かき・ホタテ定食」、こちら1,000円也。

かき3つとホタテ1つでこのお値段。

新鮮な海の幸をふるまいセンターで振る舞われてしまいましたよ。

なかなか海沿いじゃないとこのお値段で食べられませんよね、テンション爆上げ!

食べたらキャッセン大船渡へコーヒー休憩行きますよぉ

キャッセン大船渡は官民共同のまちづくり会社が整備した大船渡駅前のショッピングモールで、キャッセンとは気仙地方の言葉で「いらっしゃい」という意味があるそうです。

大船渡市防災観光交流センターは大船渡駅前にできた施設で、観光センターなのでアートっ気もあるみたいですね。

誰でも弾けるピアノがピロティに置かれていて地元の高校生らしき集団がピアノの弾き語りをしていました。

というわけで、大船渡駅前の様子をお伝えしてまいりましたが、現在大船渡駅には鉄道は来てございません。


「BRT:Bus Rapid Transit(バス高速輸送システム)」という方式で路線バス車両で運行されており、津波で流出した鉄道敷地をコンクリートで埋め立ててバス専用路へ転換してJR東日本が運行しています。

日本でJRがやっているBRTはこの大船渡線と気仙沼線のふたつのみであります。

後半からは、BRTを乗り継いで陸前高田・気仙沼・南三陸などを経由し、石巻経由で仙台市内まで参ります。




次回は東日本縦断旅3日目【後半・大船渡~石巻~仙台】を配信します。


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